ヒーリングの効果
私は最初、コーチング3つの効果といっていました。
- ブレーンストーミングの効果
- モチベーションアップの効果
- コミットメントの効果
「4つめ」に気がついたのは後からのことです。
その4つめが、このヒーリングの効果 healing です。
さらに「ラーニングの効果」に気づいたのはごく最近のことです。
なぜ、気づいたのが4つめなのに1番目に書いているかというと
「ヒーリング」つまり「癒し」は
経営コーチングの主目的ではないものの、基盤、ベースであるからです。
つまり、癒されないと目標達成は難しく、まず
心の中の「ひっかかり」を取り除かないと行動が前に進まないのです。
心の中の「ひっかかり」。
愚痴やいらいら、気になってしかたないことなどです。
心の毒素といってもいいでしょう。
これを気球にたとえるとよく分かります。
気球には、重しとして砂袋が乗っているそうです。
空へ上がるときには、これを最初に降ろさないと
いくらガンガンガスをたいても、飛ぶわけはありません。
人間も同じで、重しをまず降ろすことで
目標という空へ向かって、パーっと飛んでいくことができるのです。
経営コーチングを受けるとまず
「コーチに、家族にも社員にも言えないことを話せて
じっくり聴いてもらえるので、とても安心してラクになった」
という感想を、多くの経営者がもちます。
今、体の中にある毒素を出すという「デトックス」が流行っていますが
心にもデトックスが必要であり、経営コーチングには
「心のデトックス」効果があるわけです。
しかし、経営コーチングは
「愚痴を言って、悩みを打ち明けて、スッキリした」
で終わったらダメ。それだけではもったいないと思います。
心の毒を吐き出したあとは、経営目標に向かって
プランを立て、行動していかないといけません。
いつまで毒を吐き出すかですが、それはコーチではなく
あなた自身が決めてください。
社員60人余りを率いるある女性経営者は
半年間幹部のことを愚痴っていました。
(悪口ではなく期待から来る不満でした。)
約半年経ったとき「私、愚痴ばっかり言ってたよね」
とおっしゃったのです。
ご自分で分かった上で、気の済むまで吐き出しておられたのです。
それからその方のコーチングセッションは、話題が変わってきて
戦略の話に移っていきました。