ラーニングの効果
ヒーリングの効果でも書いたように、私は最初
「コーチング3つの効果」と言っていました。
その後、ヒーリングの効果が加わって「4つの効果」となり
「ラーニングの効果」を入れて「経営コーチング5つの効果」となったのです。
ラーニングの効果は、一般的なコーチングにはあまり見られないもので
経営コーチングだからこその、特徴、メリットです。
ラーニング learning とは、「学ぶ」「習う」「教わる」という意味です。
コーチングでは、コーチは話を聴き、質問することに徹することを優先すべきで
教えること、指導すること、アドバイスすることは
控えなければならないと考えられています。
コーチとクライアント(お客様)は対等であり、対話の主人公はクライアントです。
なのに、コーチがあまり教えようとしすぎると
対等ではなく先生と生徒のようになってしまいます。
クライアントは受け身になってしまい
コーチングとは呼べない類のコミュニケーションに変質してしまうのです。
ところが、経営コーチングのクライアントは経営者です。
日々、最高責任者として意志決定をしている彼らは、たとえ教えてもらっても
先生と生徒のような関係になって、受け身になってしまったりはしません。
むしろ、経営について悩み、迷い、考える中で
専門家からの知識や知恵、アドバイスを
積極的に、どん欲に、求めているのです。
実際、私は経営コンサルタントなので、お客様から
「教えて欲しい」「アドバイスして欲しい」と
具体的に要求されることが、少なくありません。
たとえば、お店のオープンに際して
チラシの構成や配りかたについて意見を聞かれたり
決算書の見かたや経営分析のしかたを教えるといったことが、よくあります。
幅広い層を対象にしているコーチが、一般の方をコーチングする場合
コーチがクライアントの専門分野に詳しいということは、ほとんどありません。
私自身も、お客様の中に1人だけ、会社員の方がいますが
彼の専門であるコンピュータシステムの設計や運用について
私が教えられることは何もなく、聴いて質問するだけです。
彼のプロジェクトマネジメントの進め方や
彼が個人的に勉強している経営学については
アドバイスすることはできますが。
ところが経営コーチングのお客様は経営者であり、私は経営の専門家です。
教えること、指導すること、アドバイスすることは
お客様も望んでおり、望まれれば私には充分できるわけです。
そういう状況において、ラーニングの効果は可能となるのです。