「出会い系サイト?」と疑われないためには
合コンのセッティング会社を立ち上げた起業家です。
真剣なおつきあいを求めている独身男女に、出会いの場と幸せを提供したいと思っています。
ホームページで、会員の募集や合コンの申込み受け付けをおこなっていますが、アクセスが少なく、会員がまだあまり集まっていません。
「出会い系」というイメージをもたれてしまうことなく、会員や申込みが増えるような、マーケティング方法を教えてください。
貴社サイトを拝見しました。また、ご紹介いただきました類似サービスをおこなっているR社のサイトも見てみました。
まず、「ウリ」つまり、サービスの特徴・メリット・魅力を、伝えきることが必要です。
そのあとで、具体的な営業活動に入ります。
いきなり営業活動に入っても、かけた労力の割に成果が出ないということになってしまいます。
懸念されている通り、「出会い系」ではないか、怪しいサイト・業者ではないかという疑いや不安感を、徹底的に排除することが重要だと思います。
率直に申し上げますと、貴サイトとR社サイトを比較しますと、安心感・信頼感の点で、R社のほうが上回っています。
- R社のほうがコンセプトが明確です。強い安心と信頼に結びつくキーワードを使った分かりやすく短い文章でコンセプトが表現されており、トップページの上部の目立つ場所に書かれています。
貴社の場合、キーワードがやや弱く、コンセプトが不明瞭になっています。 - R社は、社長はじめスタッフが、顔写真付きでプロフィールを公開しています。特に、社長の顔写真は少なくとも、トップページ・スタッフ紹介・ブログの3カ所に出ています。
貴社の場合、社長の顔写真すら、どこにも見つけることができませんでした。ハッキリいって「怪しい」です。
物販サイトと違い、人間対人間のサービスを売るサイトの場合、「アンタ誰?」とユーザーに疑われず、「親切そう」「熱心そう」「まじめそう」といった人物像をもたせることが欠かせません。
そのためには、顔写真とプロフィールの公開は必須です。
加えて、自分がこのサービスを始めた理由、セッティングしておつきあいが始まり婚約したのを聞いたときのうれしさ、といった、ご自身の人間性が伝わるような紹介文を、 プロフィールとともに公開すると、安心感がさらに感激・共感レベルまで高まり、疑いや不安を払拭できるだけでなく、成約率も高くなることが期待できます。 - R社は、社長以下スタッフが全員女性です。これは、女性から見ると安心感につながります。
貴社の場合、社長が男性なのはしかたないですから、その代わり、できるだけ「決して女性つきあいが上手ではないが、まじめな男性」というイメージにしましょう。
その次に、具体的な営業です。
営業ストーリーとしては、見込み客がサイトを知ってやってきて、サイト内を閲覧したあと、会員登録・合コン申込みをするという流れになるかと思います。
つまり、見込み客づくりと、商談・成約の2段階があるわけです。
後ろの段階は成約率を高めるのがカギで、それは、前述の、安心感・信頼感を高めることが第一、あとはサービス内容などが分かりやすいサイトにして、 申込みがスムーズな画面配置やページ構成にするといった工夫をおこないます。
見込み客づくりの段階ですが、これには、インターネット上でおこなうのと、リアルの世界でおこなうのとが、あります。
ネット上の対策として、SEO、リスティング広告(オーバーチュア、アドワーズ)、ヤフーへのカテゴリ登録、専門ポータルサイトへの登録、
まぐまぐなどでのメールマガジン発行、ブログのブログポータルサイト登録などが考えられます。
お金があまりないということですので、無料や低価格のものから実施していき、お金ができたら、有料のサイト登録や広告出稿をおこないます。
リアルでの対策としては、クチコミ・紹介と、パブリッシング(無料での記事掲載)、広告があります。
クチコミ・紹介をしてくれる方としては、既存ユーザーと、関連業者が考えられます。
ユーザーからの紹介は、紹介料を渡すというしかけもできますが、大事な友だちをお金で売りたくないのが人情ですから、
それよりも、おつきあい・結婚の実績を作って、満足したユーザーが喜んで友だちを紹介するようにしていくという地道な努力が王道だと思います。
関連業者との提携は、検討してみたらいかがでしょう。
たとえば、結婚紹介業の方は、マッチングパーティはしていると思いますが、この部分を外注してもらうわけです。
また、職域営業をしている方に独身の方を紹介してもらったり、企業の人事部と提携するというのもあるかと思います。
クチコミ・紹介のメリットは、広告料が要らない、もしくは成果報酬であるということと、紹介者自身がもっている信頼を借りられるということがあります。 「〜〜さんの紹介だから大丈夫」ということです。
記事掲載は、信頼度の高い新聞・雑誌などに限定して、取材を受けるべきです。
スポーツ紙や、女性週刊誌ではなく、一般紙、硬めの専門誌、質のいいファッション・グルメ雑誌などです。
広告は、ネット上の対策と同様、お金ができた段階でおこないますが、安いからといって、あまり質のよくない媒体に載せるのは、どうかと思います。
貴社のビジネスでは、ネット・リアルのどちらにおいても、ユーザー、特に、女性の疑いや不安を払拭することが、マーケティングの要諦だと思います。
私も一度、経営コーチングを受けてみる