社員の目標管理は、計画・実行・確認・改善のサイクルチェックが重要ポイント!
目標管理制度(マネジメント手法)は取り入れていますか?
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」という本が話題となったので、制度の存在についてはきっとご存知かと思います。
世間で広く話題となったことには、意味があります。
ではその意味について、考えていきましょう。
目標管理制度について
目標管理制度とは、自身が自らに行うマネジメント手法のことです。
正式名称は「Management By Objectives through Self Control(目標と自己統制による管理)」。MBOと略されることも多いので、ぜひ覚えておきましょう。
さてこの制度、経済学者であるピーター・ドラッカーにより提唱され、各所で導入されることとなります。
日本で注目を浴びるようになったのは、不況の波に襲われた後。
それまでは「年功序列」と「終身雇用」が当たり前だった日本において、そのままの体制では不況を乗り越えることはできないことに気づき、「成果主義」へ移行する道を歩み始めるのですが、当然ながら新しい精度を取り入れるためには指針が必要であり、その指針となったのが、ピーター・ドラッカー提唱の目標管理制度でした。
成果主義に基づき、成果を客観的に評価・判断するために、目標管理制度が大きく貢献したのです。
また目標管理制度のもうひとつの特徴として、マネジメントツールとしての側面があることも忘れてはいけません。
「自ら立てた目標を目指し、モチベーションをアップさせる。」「組織目標に沿った個人目標を設定し、方向性を統一させる。」ということも可能にしてしまう、それが目標管理制度なのです。
社員の目標管理制度の設定と管理
まずはじめに、組織の目標を社員で共有します。
その上で個人の目標を設定。
ここで、目標に一体感を持たせることが重要なポイント。決して、「組織の目標に従っておけばいい。」というような上から目線を組織が持ってはいけません。
設定後は、きちんと管理を行います。
計画をどう実行しているのかきちんと確認し、必要なら改善を行う。
この一連のサイクルをおざなりにしては、目標管理制度を活かすことはできないのです。
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