面接官が迷いや戸惑いを持たないよう、人事評価の面談にはマニュアルを!
人事評価の面談が難しいと感じるのは、面接官となる人が、迷いや戸惑いを持ってしまうところにあります。
というのも、面接官も以前は評価を受ける側だったから。
面接を受ける側の不安が分かってしまうことは、面談の結果を曇らせてしまうことにも成りかねません。
意味ある人事評価面談とするために、気持ちに左右されることのないマニュアルを先に作っておきましょう。
人事評価面談マニュアル
ブレない人事評価面談を行うためのマニュアルは、以下に沿って作ります。
テーマを整理
面談の前に、テーマを1つに絞ります。最大でも2つまで。
これは、面談の時間を短くするため。30分で終えられることが理想です。
長時間ダラダラと続く面談は、従業員の心に響きません。
個室を用意
人は誰しも、自分の内面的な話しを人に聞かれたくはありません。
個室など、周りから隔離された場所を用意します。
「聞かれない環境」を作ることが、誠実さを表現することにもなるのです。
先に自己評価を聞く
まずは、従業員の自己評価を聞きましょう。
この時、決して途中で口を挟まないこと。しっかりと、最後まで耳を傾ける姿勢を見せることが重要です。
自己評価後、真っ先に面接官がすることは、褒めること。良かった部分を先に伝えます。
そして最後に課題を提示。内容の説明と改善策を話し合って修了となります。
従業員に先に話させること、そして先に褒めることにより、従業員の中に肯定の感情が生まれます。よって、今後の課題というマイナスの部分についても、受け入れやすくなるのです。
面談の目標は「納得感」
人事評価の面談において従業員が「評価を押し付けられた」と感じてしまったなら、それは大失敗です。
話す環境を整え、話す順番を気遣うことで、「納得感のある面談」を行うことは可能。
評価をきちんと受け入れてもらえれば、そこから人材育成へと繋がり、個人の成績向上、ひいては企業の利益となるのです。
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